テクノ歌謡は殺させない

テクノポップユニットUndefined.のHazkiのメモやらログやら

HABANA EXPRESS


寺尾聰 - Re-Cool HABANA EXPRESS

寺尾聡の「HABANA EXPRESS」が好きです。
変拍子、転調、サウンドと、
井上鑑さんのカラーが全面に出ていて、
それがとてもカッコよくまとまっています。
疾走感の溢れる間奏部のフレーズも大好き!
当時のライブでもアレンジを簡略化することなく、
スタジオテイクと同じクオリティで演奏しきっているところもさすがです…!
(動画はYouTubeからブログに転載できるのが
Re-coolのものだけでした...。
しかし、年が経っても、変わらずクールですね)

この曲を聴くと行ったこともない、遠いハバナ
風の温度を感じることができるような気がしてしまいます。

現在のハバナは観光客の誘致にかなり力をいれているようですね。
HABANA EXPRESSがリリースされた頃とは
また違った景色が今は観れるのかもしれません。
(死ぬ前に必ず革命博物館に行きたいなぁ…)

ところで、私、
「遠い地に、お友達ができました。(第一話)」

Twitter、24時間張り付いてはいられないけど、
なるべくたくさんの人と仲良くなりたいなぁと思い、
たまたま目にしたツイートに
ついついリプライを投げてしまうことがあります。

2018年、日差しの眩しい某日。
と、ある女性が「本日は誕生日でした」と
Twitterで呟いているのを偶然に見かけ、
「おお、おめでとうございます!
 ますます充実した日々となりますように。」
とリプライを送信。

「どうもありがとうございます!」と返信がきて、
今日も誰かの誕生日かぁ、おめでたいなぁ、ほっこりほっこり。
そんな気持ちで1日が終わると思っていました。

………。

しかし、彼女は普通の女性とは少し違いました。
夜も更けて日付の変わる頃に
私のTwitterに珍しくDMが届きます。

驚きました。
ものすごい長文のDMです。
送信者は数時間前に誕生日のやり取りをした、あの女性です。

「ク、クレームか...!?」と、怯えつつDMを読み進めると。

「好きです、ずっとファンでした。
YouTubeで「ルビーの指環」を偶然聞いて
それからMikattyさんの活動を追いかけておりました………」
そんな内容が綴られてあります。

…ちょっと、待って。
YouTubeに「ルビーの指環」をアップしたのって
2010年頃のはず…。
ずっとって…は、8年!?!?

なにそれ。
うれしすぎるし、
ありがたすぎるし、
こんな長文DM送ってくれるとか愛おしすぎる…!!

早速を返信を送らねば。
「DMすごくうれしかったです。
私はほんとまだまだな人間で、
一時はネットから姿を消したり、
荒れてた?時期もあったのに、
それでも忘れずに私のこと知っててくれて
本当にありがとう…ありがとう……」
そんな内容を、もらった長文DMの2倍くらいの長さの文章にしたためて送る私。
長文メールのやり取りなら負けないよ…!

そしたら1時間しないうちに、
私の送ったDMの更に更に2倍くらいの長さで彼女からの お返事DMが届く。
この文章量のインフレ、界王拳か…!?

そんな感じで、名前も素性も知らない女性と
不思議な長文DMのやり取りを続ける日々が始まりました。

お互い、長文で感謝や愛を伝えるんだけど、
変なところで気を遣ってしまうタイプで
プライベートに踏み込もうとはしない。
だけど、好きな音楽やSNSのあれこれについて、
何故か話題は尽きることなく、続いていた。
共に80年代の歌謡曲が好きで、
特に彼女は戸川純の大ファンで、
戸川純の素晴らしさについてDMで力説し合う2人。

しかし、気遣いの2人。
そのうちにどちらからともなく、
自然にこんな言葉が出ていた。
「こうやって長文のDMやり取りするの、迷惑になっていません?」

そして、彼女がこんな話を切り出す。
「私、実は、音楽を作っているんです。
 まだまだ人に聴かせられるほどの出来ではないのですが、
 いつか、今作っている曲が完成したら、
 Mikattyさんに聴いてもらいたいです。」

なんと!
音楽が好きなのは今までのやり取りで充分に伝わってきたけど、
音楽制作までやっていたんだ…!
私は前のめりで返信します。

「すごいね、音楽制作もやっていたなんて…。
 ぜひぜひ聴かせてほしいです。
 創作って本当に大変だけど、
 納得いくまでこだわって作り上げた時の達成感は何にも替えがたいよね。
 いつか聴かせていただけるのを、いつまでも、待っています。」

そこで、DM文通はパタッと止まりました。
きっと彼女は今頃全力で悩みながら音楽制作をしているのだろう。
催促する気はさらさらなくって、でもいつも想っていた。
彼女もきっと今頃産みの苦しみを経験しながら
一生懸命形にしようとしているんだろうなぁ。
そう思うだけで、なんだか私の心は暖かくなった。
なんだか戦友ができたような気持ちだった。

そこから半年経った頃だろうか。
彼女からDMが届く。
通知を見て、思わず息をのむ私。
「曲ができました。
 SoundCloudのURLを送ります。
 あと、今度初ライブに出演することになりました」

えええええ、ライブ出演ですと!?
行動力すごーい!!
そして急いで教えてもらったSoundCloudのURLにアクセスする。
「こっ…これは!?」

彼女と私の奇妙な人生が
思いがけずクロスし始めた。

〜つづく〜

↓ちょっとネタバレ